禁厳有共

晒さないでください

林檎とドリトスの記憶

1O19
早稲田に遊びに行った。
AV教室の2階で友達と授業を受けた後人生で初めてバーガーキングを食べた。多すぎ。

友達が入ってる私とは違うサークルに「怖い女性」が来たという事で話を聞きに大学に戻る。
言語化できないが、話を聞くと本当に「怖い女性」だった。
痛いとか香ばしいとかそういう類の特級呪物。
女子校育ちか、理系で姫をやっていたか、どちらだろうと予想していた。

そしてここで友達が2人増えた。
女子大に進学したり、サークルに同い年がいないのでタメ口で話せる男子の友達が大学に入って初めてできた。すごく嬉しい。

私は叶わないのがわかっていながらブレイズにしたいと密かに思い続けているので初めて直接ブレイズを目にしてめちゃめちゃ喰らった。
すごく良かった。羨ましい。

ブレイズなんてしたら即解雇になるねと友達と笑っているとなんのバイトをしているのかと聞かれたので咄嗟にコンカフェでバイトしてますと答え、コンカフェでバイトしている私が誕生した。

早い段階で職業を開示してしまうと気を張るし猫を被ってしまって仲良くなりきれないと感じるので、私はバイトを聞かれたら大抵塾講師かコンカフェのバイトをしていると答える。
前者は中高の友達が殆ど塾講師のバイトをしているので彼女達のツイートを掻き集めてそれっぽいことを言えるから。
後者は元コンカフェ嬢の麺から聞いた話をすればいいし、今の仕事と本質が似ているから。

すると2人とも私の言動から「萌え」を汲み取り、度々「萌え」に感動していて面白かった。
「敵わないです😭」と言われたが、日々かわいさをお金に換えているので流石に私としてもブレイズヘアをしたDJに負けるわけにはいかない。

どんな女が来ると思ってた?と聞くと、「V系が好きという一点だけで(友達)とめちゃめちゃ仲良くなった、普通のベージュ系とかの女子大生が来ると予想していた」と返された。
そして、「思ったよりこっち寄りだった」とも言われた。omg…

しかし、ベージュ系の服を着ているバンギャなど存在しないのでそれはそもそも無理な話だ。

友達が「普通の女の子だったら私とサシでご飯食べたり、こんなに仲良くなれない」と返していて、心中めちゃめちゃ嬉しかった。
”こんなに仲良くなれない“の下に入試問題の様に傍線が引かれ、脳内をずっと巡ってクネクネしていた。

詳細は端折るが、3人で友達の家に訪れることになった。
5月ぶりの早稲田の学生マンション。
一人暮らしの友達の家に訪れるたびに思うけど、めちゃめちゃ羨ましい。
私は寂しがりなので一人で暮らすのは不可能だけど、自分も家に友達を呼んだりしたいなと妄想が膨らむ。

友達がDJの機材を扱っていてカッコよかった、またDJのパーティーにいきたい。

友達の家にシーシャがあったので、人生で初めてシーシャを吸った。
林檎のような味がした。
正直よくわからなかったけど、そこで過ごしている時間が好きだった。
私がまだ子供だからなのか、そもそもの好みの話なのか、私は何事に於いてもダウナーなものがとにかく刺さらないらしい。

友達は、私達3人の誰を家に入れるか、泊めるか、その場で決めかね「取り敢えずうちきてゲームしたりネトフリ見て決めよ」と言っていてワンチャン狙い男の発言そのままでめちゃめちゃ面白かった。
どしたん、話聞こうか?

楽しい時間を過ごしているうちにあっという間に終電の時間が近づいてきたが、かなり仲良くなったのと御好意でお風呂を貸してくれるということでそのまま泊まり、大学に行くことにした。
こういう大学生っぽい事をしてる瞬間、心から楽しすぎる。



1O2O
私はあんな中高で育っておきながら学歴に対する興味とコンプレックスがないに等しいけれど、学歴ってやっぱりあるとカッコいいしとても憧れる。私なんて…

そう言う私に対して、「大学なんて関係なくて、早稲田でも何話してるかわかんないやついるし、(私)は話してる事がまっすぐでわかりやすくて〜」と、きっと御世辞を含めた上で褒めてくれてとても嬉しかった。
彼も仮免の試験に1回落ちているらしくて心の底から励みになった。
早く免許を取って全員轢き殺したい。

別に一人暮らしをしている男の家に泊まりに行った事はないが、女の子の家ってアメニティが完璧すぎて本当に気が引ける。
みんなも私の家に泊まりにきたら、オージュア使っていいし、リファのアイロンもパナソニックのドライヤーも病院で貰うスキンケアも全部使っていいよ!男はダメだよ。

お風呂を上がると友達のパジャマを借りて、私はかなりはしゃいでいた。
私って昔から一々友達への感情が重くて気持ち悪いなって思う、この歳になっても全く変わってない。

コンビニとスーパーに散歩がてらお菓子や水を買いに行ったので、その時買ったドリトスを食べると一瞬だけ、中学生のときが帰ってきた。
中学生ぶりに食べると、当時ドリトスを食べていた状況と対比した今 この現在が綺麗すぎて嬉しかった。感動した。
辛いものは相変わらず苦手なままだった。

今の私からすると中学生の時の私は別人のようで、あれが本当に自分だったのか信じられない。
それは全ての軌道が自分によって綺麗に戻ったからだと思う。

3人がグラセフをし出したタイミングで先に就寝してしまった。
朝起きると友達が一人帰ってしまうとの事で挨拶をして、二度寝する。
床を見ると家主が寝ていて申し訳なくなった。

8時に起床し、用意して家を出ても授業の15分前に学校について感動した。
私もあのマンションに住みたい。

そしてちゃんと1-4限まで受けて、働き、長い長い1日を終えたが、こんなハードなスケジュールをこなせるのも長くはできないのかなと思っているので私が若いうちにみんないっぱい私と遊んで欲しい。
できるだけ頭が悪い過ごし方で、