つい最近、一番好きな犯罪者が更新された。
“頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣がここ最近の私にとって1番の推し犯罪者だ。
今までは木嶋佳苗が圧倒的に1番好きだったが、それと並ぶくらいりりちゃんがすきだ。
あたしはおじの心掌握系の悪女が好きなのかもしれない。
この話を聞いた先輩は「推し犯罪者ってなに？」と返したが、私は高校時代一番仲が良かった友人と帰り道二人でお気に入りの未解決事件や指名手配犯の話をしてよく盛り上がっていたので、お気に入りの犯罪者くらい誰しも心に秘めているものだと思っていた。
誰しも許せない事件、許せない犯罪者の種類があるように口に出さないだけで心惹かれる犯罪もある筈だ。
それが私の場合は弱者男性の心を掌握した結果生まれた犯罪が心惹かれるというだけである。
木嶋佳苗は3人も殺しているので死刑には納得だが、りりちゃんの判決にはとても納得がいかない。
りりちゃんが9年なら殺人、議員の脱税、虐待、性犯罪はもっと重くあるべきだ。
りりちゃんがんばれ！
私もすっかりりりちゃんに心が掌握されてしまっているらしい。
孤独死まっしぐらの弱者男性老人が夢を見せてもらい、自ら悦んでその対価を払っただけなのに今更ぐちぐち文句を言っているのが許せない。
才能のない人間が夢を見るには金が必要であるという事を私の何倍も生きている大人の男が理解していないのが気持ち悪くて仕方がない。
凡人は割り切るしかない。
お金を払えば凡人だって夢を見れるというのは神様がこの世界にくれた唯一の情けだ。
若い頃叶えられなかった夢をお金で叶え、幸せにして貰っておきながら今更になって許せないなどとテレビにまで出て生き恥を晒している老人は置いておいて(お前のような弱者男性は野生なら淘汰されているんだぞ)、世の中には理想の女の子との出会いで人生の一発逆転を夢見る層がいるらしい。
マニックピクシードリームガール
《manicは躁そう状態、pixieは妖精の意》映画などの類型的なヒロインの一。引っ込み思案な男性主人公を、明るく奔放なふるまいで翻弄しながらも、その性格や趣味を受け入れてくれる、妖精的な魅力をもった女性。
私だ！ここは私のはてなブログなので好き勝手自意識過剰なことを言っていいのである。
しかも、マニックピクシードリームガールは男性を肯定する為だけに作品に登場するので成長することはないという裏設定まであるらしい、私だ。
中身がいつまでも成長しない。
それにしても、上記の要素に可愛い顔が加わるとお金が手元に流れてくるらしい。世の常だ。
当然、人心を掌握するので努力なしに湧いて出てくるわけではないが。
造形に価値がつくほどの整った顔なら人心を掌握する為わざわざ頭や口を回すことはないが、私は自分の顔がそこまで整ったレベルではないと自覚している。
しかし自分に素の状態でマニックピクシードリームガールの要素が備わっているので無問題だ。
非凡な自分に唯一才能を見出すならこれに限るだろう。
私はよく言えば人に愛してもらうための、悪く言えば人の心を惑わし夢を見せるための、才能を持って生まれてきたのだ。
幸運な事に裕福な家庭に産まれたので金に激的な執着はないし、紙一重でホストにハマる事もなかったので殺しや頂きをする事はない。
しかし同じ才能を持った人間がそれを利用して大金を得ているのを見るとワクワクする。
だから私は木嶋佳苗やりりちゃんがだいすきなのだ。
私はこの才能は相手を選ぶものの、幾つになってもどんな見た目になっても輝き利用できるものだと思っている。
木嶋佳苗がそれを証明しているからだ。
しかしこの職業をできる時間自体が有限なので私はその限りではない。
退職したら人心を掌握する事によってお金を得る様な世界からは離れたいと考えているので私が輝く才能を捨て非凡な人間に戻るのも時間の問題だ。
そうなった時、ウルフカットの男性に私の心や預金を頂かれないようなにか努力というものをしなければいけない。
私は職業に向き合うこと以外で努力をできた試しがないので不安の一言に尽きる。
学校で強制される様なスタンダードな努力を避けてきた結果だ、だから私は何周も遅れて人生で初めて努力をしてみた時どう思うだろう。
弱者として素直に頂かれる方が楽なのかもしれない。
それでも一度くらい、綺麗に生きる為に努力を試みてみようと思う。
