■

別に自分がわざわざならなくても分かりきってた事ではあるけど、ここにいる人達、とにかく実家が太い人ばっかり。

同業の誰かが「中高大私立通わせてもらって就職せずにこの仕事を選んで最初は親に申し訳なかったけど」みたいな事を言っていて、（いやいや、全部私立に通わせる余裕があるから許して貰えてるんだよ）と思った。

稼げる仕事じゃないし、ずっとは続けられないし、やりたい習い事なんでもやらせてあげるよ みたいな太くて寛容な実家の元にいる子が多いのかなと感じる。

特に東京出身。中学受験していた人がとにかく多い。
逆に地方出身で上京した人にはあまりそういう印象はないかも。人によりけりという感じ。
でもやっぱり家族仲はみんなかなり良いかも。

私はあまり詳しくないけれど、先輩達も実家めっちゃ太い人が多いって聞いたから、そういう子を選んでいるのかなと思ったけれどそもそもそういう子しか土俵に上がってこないのかなとも思った。

前受けて落ちた所の面接は結構質疑応答って感じで、「志望動機は？」「家族構成は？」「初めて挫折した経験は？」「趣味は？」「苦手な人は？」沢山質問されて、数人の大人の前で予め言われていた物を見せて、15分程度で終わり。
質疑応答の内容も、全て想定の範囲内という感じ。
確かこういう風だった。

今の所は最初に少しだけ質疑応答した後社長の自分語りを聞きつつ雑談して、好きな歌をワンコーラス歌って終わった。
1時間半くらい過ごしていたと思う。
その場で「じゃ、採用で」と言われて話が早すぎて衝撃だった。当時の驚きを今でも鮮明に思い出せる。

質疑応答の内容も「（前受けた所）は自分ではなんで落ちたと思ってるの？」「今彼氏いる？」「この趣味してる知り合いと縁切れる？」 「虫食べたりバンジージャンプとかできる？」「リスカ跡ある？」「今ここで出せる一番でかい声出して」全部想定の範囲外で、ハキハキ答えつつ頭の中でずっとてんやわんやだった。

「やらせれば誰でもできるようになる」っていうのが社長の考えで、現状のクオリティはあまり関係ないらしい。
「ちゃんとしてる子かどうか」と「顔」だけをとにかく見ているらしくて、靴を揃えて大きな声で挨拶したお陰で受かれたと言ったら結局そういうのができない子は採らないよと言われたので靴を揃えてデカい声で挨拶をしておいてよかった。

もし社長がゆるい雑談の中で相手の育ちや実家の雰囲気や性格や考え等しっかりしているのか見抜いて選んでいるのだとしたら、是非その技術を伝授してほしい。心の底から。
そして実家が太くてまともな人と結婚するぞ！絶対に！