禁厳有共

晒さないでください

歴代 頭がおかしくなった時の脳内紹介 1年目篇

私は定期的に脳内が「絶対〇〇しなければならない」「絶対〇〇してはいけない」に支配されて苦しんだり、上手く生活できなくなってしまう時期がある。

「手はすでに綺麗とわかっているのに、洗わないといけないんだ」「鍵を閉めたか不安になって何にも手がつかない」世間でよく例えられるこれらに近いのかなと自分では思っている。

別にこれはネガティヴな日記ではなく、それを受け入れ、次はどんなふうに頭がおかしくなるんだろうとこの性格や脳みそに気長に付き合う覚悟ができた証である。

一生これに縛られるんじゃないかという不安でまた頭がおかしくなりそうになっていたものの、大きいプレッシャーが掛かる時の近くになると顕われるだけなのでそれに気付いてからは少し気が楽になった。

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何があっても休んではいけない
何があっても休んではいけない、自分がいなくても成立すると世界にバレてしまうのが怖い。
自分がいない方がいいと思われるのが怖い、その可能性を0にするには自分は絶対にその場に存在しないといけない。

私がなにかしらの薬を手にしている時会社の大人や仲間に執拗に用法を守っているか確認されるようになったのは、39度がありながらそれを隠すためにEVEを ODして焦点合わないまま1日やり過ごそうとした日があるからだ。
こんなに色々なものを削って頑張った日くらい誰か私を労ってくれてもいいのに、わざわざこの日に限って面と向かってとても傷つく事を言われて涙が止まらず更にODしたら会社に連行されメンタルケアとお説教をされた。
それに加えてこの先3年の一人暮らしを禁止された。

私の事をとんでもない迷惑従業員だと感じたと思うが、十数年も経営しているとこんなのはまだ可愛い方らしく、メンヘラ女は世の中に上限がないんだなあと思った。

沢山の大人に説教された上でこの考えが完全に改まった訳ではなく、自分がどうしようもない我儘な人間で嫌になる。
もっと自分の価値が上がったり、それを信じられるようになったら素直に体調や体温を報告しようと思えるようになるのかもしれない。
今はまだ、具合が悪くても家族に測らせた温度を報告しちゃお🎵と考えてしまう。



毎日オンライン商品を販売しないといけない
毎日オンライン商品を販売しないといけない!そうでないと世界が終わってしまう。

寝る前にオンライン商品を販売し、起きて未納品欄に誰かの名前があると安心する。
今日も誰かに必要とされているらしい。
誰かに必要とされた事実、僅かであれどそれによって今日の私には商品価値がある事を確認できた。

お金を稼いでいるのだから自分としても会社としてもとてもお得な強迫観念だと思えるが、学生である自分には到底時間やキャパシティが足りないのである。

世界を終わらせないために毎日出さないといけないが、毎日販売される事に誰しもがついてこれる訳ではないし、自分だってついていけていない。

年末頃からは一回のクオリティを上げる為と自己暗示をかけて毎日の販売はしていないものの、出せていない日は出せていない事実によるストレスを感じる。
でもこれらのを考えて突如泣き出したりする事は無くなったので、まだマシになった方か🎵と前向きに捉えている。



最後に部屋に入れない
最後に部屋に入ってはいけない!絶対にそれだけは許されない!

私以外の子達が私を待っているという状態は許されないのである。
私がいない、私を待っているという空間が生まれる事によって私は要らないと気付かれてしまったら困るからだ。

冷静に考えて、談笑しながら普通に準備をしている事、時間を守っている限りヘイトが生まれるわけもない事、私に対しては不要と思う訳もないとみんな示してくれている事、全てを理解できるのにそれでもどうしても最後に部屋に入ることができない。

人身事故が起こって遅刻して最後に部屋に入る事になるかもしれない、全員が早めに行動して私が最後になってしまうかもしれない、そう思うと家の中で落ち着くことができず異常に早く家を出てしまう。

最後に部屋に入る状況を想像するだけでうまく呼吸ができなかったり、手が震えてドアノブを触れない。

これに関してはまだ苦しめられているが、暫くしたら勝手に消えることに気づいてきたので気長に苦しんでやると覚悟が決まってきた。

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そんなに苦しんでいるなら辞めればと思うかもしれない、親だったらそう言うだろう。
でも私の中に存在し続ける不安の核は身内による見捨てられ不安なのである。

見捨てられ不安に関する情報を調べるとパーソナリティ障害といった類の言葉が沢山出てくるが、これはそうでなくても元の性格によって苛まれてしまう人間がそれなりに多くいるらしい。

別に病気ぶりたいわけではないので自分が不安障害かどうかは実際かなりどうでも良いと思っている。(ベンゾだってその場の不安を解消するだけの付け焼き刃なので)

所謂不安障害でドロップアウトする同業が多い中で身内による見捨てられ不安に苛まれる自分はこの職業でなくても同じ事になっていただろうなと思う。
私の職業がもしパン屋さんでもOLでもCAでも見捨てられる事が怖いと言って異常な行動をしていそうな気がする。

人前に出る事が怖い 狭い場所が怖い そういったシチュエーションに対する恐怖とはかけ離れた不安を抱えているのでラッキーだなと思う。
紙一重だった。

だから私はこの職業や人生を諦める気は一切なく、定期的に迫り来る大きなプレッシャーとそれに付随して支配してくる強迫観念への苦しみすら楽しむ事を決意したのである。

才能の証明をテーマにこの人生を過ごす事を決めた私に対する証人が増えてきた。
その状況に反抗するように世界は負荷をかけてきたが、それすら愉しむ事を決めた私の勝ちだ。

プレッシャーや強迫観念に苦しめられる事が定期的に約束されている人生は恐ろしいものであるが、そんな事よりも私の視界に映る証人が増えていく事の方が何よりも大切で、楽しみと思えるから関係ないと振り切れる。

振り切り続けた先に見える景色がどのようなものか楽しみに、正しく呼吸ができる自分に会えるように、前を向いて今日も頑張っていこうと思う。